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ランドセルを買った翌週。
うちの会社の代表が遊びにきてね。
息子におもちゃを買ってくれるってさ。
その話を聞いてから、
「アルティメットレスキューがいい!」と声高らかに宣言する息子。
何だい?
そのアルティメットなんちゃらというのは。
検索したら、コレだって↓
うわ。絶対すぐ飽きるやつ。
社長と一緒にビッグカメラのおもちゃコーナーへ向かうと、アルティメットレスキューめがけて一目散。
欲しい気持ちは分かる。
しかし、この手のおもちゃはあまり発展性がないのですぐ飽きる。
こういうのは、クリスマスと誕生日だけにしようよ。
買ってもらうにも価格が1万超えているし、抱えて帰るにもデカすぎるし、何より息子が一時的に欲しいと言っているのではないかと、母は踏み切れずにおりました。
社長は口を出さずに見ております。
他のおもちゃも見せてみて、本当に欲しいのか真意を探ります。
いつも息子と約束しているんです。
本当に欲しいものなら金額は気にしなくていい。だけど心から欲しいわけじゃないなら1円のものでもダメってね。
例えば、「ダイソーならいつでも買ってOK」と思ってしまっている。
いつそんな観念ついたんだ?
間違いなく親だよなぁ。
息子もいろいろ目移りするものの、他のものは本当に欲しいわけではないと言います。そりゃ買ってくれるなら欲しいけど、ぐらいの。
結局息子から「今日は我慢する」という言葉が出たので買わずにおしまい。
社長からは「買ってあげたいけど、親の教育の邪魔をしたくないから任せる」と言われ、代わりに1,000円の高級ガチャガチャを買ってもらい、その日は家路につきました。
これね。
母的には、ほんといらないけれど。
その日から毎日言います。
「アルティメットレスキュー欲しかったなぁ」。
一応、本当に欲しいようです。
そして昨晩寝る前。
耳元でそっと囁いてきました。
「ランドセル買わなければよかったね。そのお金でアルティメットレスキュー買えたのにね」。
ランドセルのお金をおもちゃに充てないで。
それに、ランドセルのお金を出したのはじっじですよ。
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