子どもと遊ぶ業

一皮も二皮も剥けた、わたしと青虫の夏

ヒラタクワガタ

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今年の夏。
とうとう虫を飼いました。

いろいろな虫を。

4歳の頃からの息子の念願が叶いました。

詳しくは過去記事をどうぞ。
しらみもペットとしてカウントする息子

園のお友達に触発されてカブトムシを欲しがったことが始まり。

申し訳ないけど、虫は大っキライ。
ですが、カブトムシはギリ許容範囲内です。

田舎へのお盆帰省が運命の決戦。
どうか捕まりませんように。

まずは帰省先の大分で仕掛けを。
しかし、メスのカブトムシしかかかっていません。

息子にとってのカブトムシはオス一択。
メスは許されないようです。よしよし。

さぁ、もう1つの田舎。鹿児島よ。
こちらでもどうか捕まりませんように。

なのにうちの父ったら、「ニシムタ」でカブトムシのつがいをご購入。

アトラスオオカブト
雄雌2匹で4,000円なーりー。

アトラスオオカブト

外国産。ギッラギラに光っています。

「だって。山に何度も探しに行ったけどいなかったから。また山に行けと言われても困るし。ゴニョゴニョ」by 父の言い訳

息子は捕まえようが、お金で解決しようが関係なし。大喜びです。

その夜。

近くに住むわたしの叔父が噂を聞きつけてみかん山へ出向き、ヒラタクワガタ1匹とコクワガタを10数匹捕まえてきました。

やめてよぉ。

息子に交渉の末、コクワガタは山へ返し、ヒラタクワガタのみを福岡へ連れ帰ることに。

ヒラタクワガタ

このヒラタクワガタがさ、虫カゴから逃げたのよ。

行方不明の期間のあの恐怖。

どこから出てくるのか。
いつ挟まれるか。

「次出てきた時は亡くなった状態かもね」なんて忘れかけてた1週間後、ドアを開けるとギャー!!

ゴキブリかと思って、大声あげたわ。

ひっくり返っていますが、まだこの方もカブトムシ様も元気に生きております。

まさか、うちで冬越す気?

ちなみに、うちの息子。
先日ヒラタクワガタに初めて挟まれましたが、指先がスパーッと、しっかり出血しました。

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で、問題はここから。

まだカブトムシとクワガタは大丈夫。
カゴにさえ入っていてくれれば、同じ空間にいられます。

ですが。

とうとう、あいつが来てしまったのよ。
身の毛もよだつあの虫が。。。
(虫好きな方、大変申し訳ございません)

ここから、クネクネ系の虫が苦手な方はスルー下さい。

↓↓↓

幼虫①

アゲハ蝶の幼虫。2匹。

同じマンションの知らない方にいただきました。

ありが…とう…ございま…す。。。

いただいた時は、もっともっと小さくて真っ黒の幼虫でした。

急いで図書館へ行き、図鑑を借ります。

全く知りませんでしたが、アゲハ蝶の成長過程はざっとこんな感じだそうです。


1齢幼虫
2齢幼虫
3齢幼虫
4齢幼虫
5齢(終齢)幼虫
前蛹

成虫

1齢幼虫からどんどん大きくなり、白い模様が入ってきて、5齢(終齢)幼虫になると、いわゆる青虫になります。

幼虫②

青虫に成長した時はビックリ!

だって前夜まで黒い幼虫だったのに、朝見たら青虫になっていたんですもん。

息子:「違う虫が入ってるー!」

だよね、そう思うよね。
すごい進化だな。

ちなみに、黒っぽい幼虫から5齢(終齢)幼虫に脱皮していく様子。

↓↓↓

※虫キライな方、閲覧注意※

5齢(終齢)幼虫になる様子

フゥ~。ゾクゾクするぅ~。

そこからです。

幼虫が一皮も二皮も剥けたように、わたしにも大きな変化が。

青虫が可愛く見えてきた。

最初は虫かごが目に入るだけで、鳥肌が立っていたのに。カゴから逃げ出していないかだけを確認するために覗いていたのに。

ひたすら葉っぱを食べ(レモンの葉にいたので、レモンやみかんの葉を与えました)、ひたすらコロコロウンチをする青虫さんの姿を毎日確認したい。

「今日もウンチたくさんしてましゅねー」

まさしくペット。

家族とまでは思えないけれど、ペットとしての扱いになってきました。

内臓を出すために水分を含んだウンチをしたら、蛹になる合図。

「内臓を出すために…」
文章にしたら気持ち悪いな。

とうとう来た。
水分を含んだ緑のウンチ。

図鑑の情報の正確性に感動します。

次の日には虫かごの側面に糸を張り、動かなくなりました。

日に日に蛹の形態になっていく。
すごい。

そこからは葉っぱをあげる必要もなく、ウンチの掃除をする必要もありません。

特大のダンボールを用意し、虫カゴの蓋をあけてダンボールの中へ。

ダンボールの上に窓を作り、ラップを貼り、観察窓を作ります。

すごいよなぁ。
あの黒い小さな物体が青虫になり、蛹になり、ここから蝶になるんでしょう?

形態変化しすぎだろ。

毎日毎日確認します。

そしてある日。
家に戻ると…

うぉー!!

アゲハ蝶がいるー!!

どちらも羽化する瞬間の様子は見られませんでしたが、この変化には感動しました。

1ヶ月くらいの間に、こうした大きな変化を観察できるアゲハ蝶の飼育は、息子にとってもわたしにとっても大きな学びになった。と言えている自分に一番感動している!!

成虫になったその日に公園に返しに行き、わたしと青虫のひと夏の経験は終わったのでした。

乗り越えたー。

男児を産んだ母の役目をやり遂げたー。

えらいー。
わたし、えらいー。

あとはカブトムシとクワガタ。

カブトムシはもうすぐサヨナラの予感です。

メソメソしそうな息子のケアと、3年生きるというヒラタクワガタ(ネット情報。マジか…)の飼育、そして昆虫ゼリーを与えだして発生したコバエの対策に継続的に取り組みたいと思っております。

と書いている今。
目の前をコバエが飛んでった―( ;∀;)

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